印税

大学生の皆さん。教科書買ってますか?先輩にもらったり中古で買ってませんか?
それはいいけど、微妙に新版になって内容が違っているのに気がついた二年後期。


さて、担当教官が自分が書いた本を教科書として生徒に使用教科書として買わせることがあります。
印税ですかね?

印税(いんぜい)は、出版物やレコード(楽曲)など著作物の著作者に対し、著作物の売り上げに応じて出版社やレコード会社など(版元)が著作者に対して支払う対価をいう。

印税 - Wikipedia

つまり、売れば売るほど儲かるってことですね。
気になるのがどれくらいバックされるのか。
色々と調べたところ大体が一割。10%すね。10/100すね。
これをもとにどれくらい入ってくるかを計算してみましょう。


まず一年間の半期で100人の学生を受け持つ教官がいるとしましょう。
その皆が全員購入すると仮定します。
また、価格設定は3000円。専門書はそんな感じですな。
じゃぁ、その時点での儲けを出してみましょう。簡単な算数です。
100*3,000*0.1=30,000。3万円ですね。
微妙ですね。じゃぁ発行部数を元として考えてみましょう。
とりあえず2,000部数とかにしてみます?
2,000*3,000*0.1=600,000。60万円ですね。
生徒に購入させるとして20年分ですね。
どうなんでしょうかね。


想像だけど大体初版で200冊くらい刷っておいて
まずは生徒に買わせたり、他大学の教官に謹呈として「教科書として利用していただけませんか?」
とかしてるんですかね。この場合謹呈は自腹じゃないですかね。
んで、次年度からはある程度発行部数を把握できるだろうから取りこぼしは無いだろうけども。


印税ではなくて本としての売り上げに関しては600万円ですね。これには諸費が関わってくるのです。
"本"としての原価。紙・インク。これを差っぴかないことには出版会社は許してくれません。
んで、組版・フィルム出力(カラーなら色数倍必要)・編集が入ってきます。
また、流通
詳しくはこちらで。
でも大体TeXとかで書くんでしょうかね?
んで、出版会社としての儲けもあるし。


となって考えると教官が教科書作成でウハウハとはなるんでしょうか・・・・。
自分の研究もあるし、講義も受け持たないといけないし。
でも増刷増刷して万部売れたらウハウハでしょうね。そんなのは教養教科の方が多いかもしれませんね。


あぁ、疲れた。自分で書いた教科書が使いやすいってことでいいかな。